読まれうるもの (2018)

things that might be read(2018)

親しい友人や家族が聞かせてくれた話を録音し、文字に書き起こした作品を展示。

すべて左右逆像の、ごく小さな文字で、作品によっては(利き手でない)左手で書いているため、意味を読みとることは私自身にもほとんどできない。
紙の上には、友人の旅の話、年配の友人が語ってくれた戦後しばらくの日々の話、家族との会話などが記録されているはずだが、作品はその内容をほとんど伝えない。

展覧会場には虫眼鏡を置き、観客が拡大して見ることができるようにした。

(@MUSÉE F/東京)